2018年に経済産業省が発表した【DXレポート 〜ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開〜】では、2025年に企業が直面する様々な課題が提示されています。

DXという言葉は、いまいち雲を掴むようなイメージで、具体的に何を意味しているのか・どんなことすればいいのかわからないという方も多いはず。

そんな中、2年後にはDXを実現できないことで、競争の敗者になってしまったり大きな損失が発生すると言われても、「では、どうしろと？」と思いますよね。

今回は、「2025年の崖」で示されている課題について、簡単に紹介します。

経営層がこの課題を認識し、どう克服していくかを描くことができなければ、その企業は2025年に沈んでしまうリスクが高いでしょう。

・今使用しているシステムの仕様を把握している人がいない（もしくは開発した人がいない）

弊社にもよくこのようなお問い合わせを頂きます。それだけ課題と認識されている企業が多いことを物語っています。
「今、システムが使用できているから問題ないじゃないか」と思われるかもしれませんが実は大問題です。
現在の業務にあわせた改修ができない、サーバー等のハードウェアトラブルが発生したときシステムが使用できなくなる、システム内のデータを活用できない、といった様々なリスクや損失が潜んでいます。
また、新しい技術に対応できなくなるため、結果的に競合他社に後れをとり、競争に負けてしまうことになります。

・古いシステムの維持費、サポート終了に伴う技術的な負債

システムやソフトウェアにはサポート期間があります。サポートが終了してしまうと障害発生時に対応する費用が高額になるか、そもそも障害復旧が不可能という場合もあります。
そのため古いシステムを使い続けることが実は見えない負債を抱えていることにつながり、長期的に高い維持費を払い続けることになってします。

・市場の変化、人材の不足

2023年はAIが一気に話題になったように、ITの市場は常に大きな変化が起きています。
そんな中、リモートワークや副業といった新しい働き方を望む人も多く、人材の流動性も高まっています。
この変化の波に呑まれてしまうと、企業の競争力が失われてしまいます。

簡単かつわかりやすくするためにポイントを3つに絞りましたが、その他にも様々な課題が示されています。

ぜひレポートのサマリーだけでもお読み頂くことをオススメします！

経営層がしっかりと自社の未来の姿を見据え、その実現のために社内で役割分担をしていくことで「2025年の崖」を乗り越えていきましょう！

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お読みいただきありがとうございました。